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揚心館 CONTENTS

日本人のおかしな語学教育革命

更新日:2020年4月5日

「ココロの教育」と「環境の選択」「環境の開拓」で変えましょう!

高杉晋作!下関戦争後の講和使節談

元治元年8月14日(1864年9月14日)、下関戦争(馬関戦争)敗戦をした長州藩が四カ国連合艦隊と講和条約を締結。英語を読めない、英語が書けない高杉晋作が抜擢されたのです。


理由は、胆力(たんりょく:物事を気おくれしない気力や度胸)を買われたそうです。実際、イギリスのキューパー司令官との談判をイギリス人通訳アーネスト・サトウは、高杉晋作は「魔王」のようだったと記録しています。終始傲然とした姿勢を崩さず、交渉を進めました。ほとんど連合軍の要求は承諾しましたが、賠償金だけは幕府に請求するようにさせて、講和条約を締結しました。英語と全くご縁のない、しゃべらない、書かない高杉晋作が外国人の講和条約を結んだのです。


ちなみに、 講和条約交渉は3回開催されました。最初と3回目に、高杉晋作が参加しました。藩主でもなく、家老でもなく、胆力がある高杉晋作だったら、まあ、仕方がないかと思ったのでしょうね。流暢な英語がしゃべれても、コミュニケーション能力や胆力がなければもっとひどい状況になっていたと思います。

英語はいらないのか?

英語がいらないとは言いません。新しいことを学ぶには、語学力は必要です。古代であれば、中国の最先端の律令や文化を多く学ぶため、中国語を学んでいました。江戸時代は、蘭学を学び、世界を学びました。幕末から明治維新にかけて、英語を学び、大国の政治経済や文化を学びました。それは、いつの時代でも変わらないと思います。英検、受験は手段であり、もっと大局をみた学習をしたほうがいいと常に思います。


もっと自信をもとう①

揚心館は、タイ合宿を行ってきました。英語やタイ語をしゃべれるわけではないです。タイ合宿からかえってきたら、「なんか自信がつきました」と言ってもらえます。何かを伝えることを繰り返し、相手に通じて、仲間になっていたということを体験しています。形にこだわるより、まずは、これですよ!

もっと自信をもとう②

シンガポールは英語と中国語です。「シングリッシュ」といって、独特な英語です。英語をしゃべれる人がシンガポールに行って英語をしゃべると通じない人と出会います。相手も英語をしゃべっているのですが、また、それも分からない。そして、シンガポール人は、世界ナンバーワンの英語だと思っています。彼らを見習わなければいけないと思います。

 インド人の英語はなまっているし、他の国の英語も国々によって違います。外国人から見たら、日本人の英語も独特だなと思っているかもしれません。

 ところで、流暢だと言われる英語を学ぶにはイギリス英語か、アメリカ英語かのネイティブスピーカーから学び、ネイティブな発音が身につきます。しかし、アジア圏で、ネイティブにしゃべっても、通じないことがあります。子供が流暢な英語をしゃべって、お父さんはかたごとの英語をしゃべる親子で旅おしたときに、アジア圏では、こどもより、お父さんの英語が通じてしまったなんて話をいくつか聞きます。しゃべる相手によって、通じる場合と通じないことがあります。だから、相手に何かを伝える気持ちに、言葉や文字を使うということが大切だと言いたいです。

英語などの語学がうまくなりたい人へ

 大学生時代の帰国子女の友達は、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、広東語をしゃべることができました。理由は簡単で、インターナショナルな環境にいたからだそうです。別に学ぶためというよりは、家族、友達がしゃべるのを聞いて覚えていったそうです。言い換えれば、環境づくりは大切です。

 ヨーロッパでは、高学歴者は、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語+母国語をしゃべれる人が多いです。彼ら曰く、地域によってなまりがあるらしいですが、使い分けているとのことでした。私は、英語のみなので、ヨーロッパ人とは英語で会議をします。しかし、エキサイトしてくると、ヨーロッパ人同士、ドイツ語でしゃべることが多いです。大陸がつながっていると、自然と言葉に触れることがあったり、歴史のなかで属国になったり、分離したりを繰り返していくと言葉も増えていったのでしょうね。英語は共通語ですが、英語って、必ずしも強い武器ではなく、いろいろな言葉を匠に使えるほうが良いと思っています。

もっと自信をもとう③

 私自身、中国・深センに行くことが多いです。仲間とは、英語でしゃべりますが、北京語はまったくしゃべれません。ニーハオ、シェイシェイなど頭によぎりますが、ハロー、サンキューって言っています。いつも北京語マスターしないといけないなと思っておりますが、なかなか勉強するモードにならないので、自分に対して困ったもんだと思っています。でも、私の胆力を評価してくれているのか、いろいろな会社の社長やエンジニアとの出会いがあり、最先端の技術や市場などについて、ディスカッションをしています。言葉が違っていても、共通の話題や課題があれば、なんとかなるということです。


最後に、目的や環境をつくって語学学習をすることが重要だと思います。目的をもって、もっと世界を見て、いろいろな気づきから学びと行動とつなげることが必要ではないでしょうか。そのための語学だと考えたいものです。

 

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