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揚心館 CONTENTS

執筆者の写真YOSHIN-KAN

薩摩の教え・男の価値の順序


薩摩の教え・男の価値の順序

戦国武将・島津義弘公が残したと伝えらえる教えです。本質をついていると思いませんか。


  1. なにかに挑戦し成功したもの(最高の思考と行動)

  2. なにかに挑戦し失敗したもの(まずはここから)

  3. 自ら挑戦しなかったが挑戦した人の手伝いをしたもの(2と3へのステップ)

  4. なにもしなかったもの(よくない思考と行動)

  5. なにもせず批判だけしているもの(最低の思考と行動)


普段の心構えと行動次第

 なにもせず、待っていたら、何も起きないことはだれでもわかることです。何をしてよいのか分からない?なんて言うことを聞きます。まずは、興味あることをやってみる、追求をする、失敗を一杯することです。大人でも、こどもでも、大したことがなくても、悪い結果からイメージをすること、大変だとイメージをすること、だから、やらないという選択肢を選ぶ大人や子どもが多すぎます。気持ち的には、理解できないわけでもないですが、そんな思考は、応用が利かない人になります。そうです、物事への踏ん張りをきかなくなり、そのうち、何も行動も結果もだしていないのに、批判ばかりする人になっていきます。

だからと言って、何事も勝負すると言った選択肢は違います。なんの根拠もない自信は、無能だと思われます。

 子どものとき、社会人(新人)のとき、失敗が許される時期があります。そこで、チャレンジをして、失敗をいっぱいすることです。失敗、失敗から成功、成功といった事例を増やし、失敗と成功の基準づくりをすることです。そして、7割の成功、3割の失敗の確率でチャレンジをすることです。そして、挑戦したときに成功という結果が出せるものです。このようなプロセスを踏んで、チャレンジと成功を目指すべきです。

やばい日本のこどもたち「常にお坊ちゃま、お嬢様」

 最近、空手でも、キックボクシングでも、他のスポーツでも、「試合をしたくない」っていうことを言う子が多いです。理由を聞くと、「試合をしたくないから」と理由は不明です。推測するに、「負ける」「そこまでやる意味が分からない」「みんなが参加しないから」など。これって、学校や家庭の教育も、とんがった人材育成ではなく、守りの教育になっているからだと感じます。また、物事はすべてレクリエーションから抜け出せない子が増えたせいかもしれません。

 揚心館の生徒で、「学校で空手道部をつくりたい」と先生に相談した子がいました。「校則に禁止」「積極的に協力してくれる先生もいなかった」と聞きました。枠を超えること、チャレンジを応援する日本の教育体制がないことは残念です。学校の先生自体もいろいろと対応できるキャパがないと考えると、難しいのも現実かと思います。揚心館は、そのような意味では、存在価値がある場だと自負します。

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