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執筆者の写真YOSHIN-KAN

紫式部から学ぶ「心」と「健康」の極意

更新日:8月1日



偉人たちの健康診断「紫式部“源氏物語”の健康診断」〜日記を書くことで、怒りや怨みがトラウマと共に消える方法が紹介されていました。


清少納言は、「枕草子」の中で、紫式部の夫やいとこをディスっていました。紫式部はその怒りを日記に記し、清少納言に対するむき出しの怒りも綴っています。実は、紫式部のように心にたまったネガティブな感情を日記に書くことは、心を穏やかにし、体と心に驚くべき健康効果があると精神科医の野上裕先生は述べています。自分の気持ちや本音を書くこと、何度も書き出すことが健康に良いとのことです。例えば、高血圧が改善したり、免疫力が上がったり、リュウマチや喘息の症状が改善したり、傷の回復が早まったりするなど、医学的に証明されたメリットが得られるのです。


アメリカ・アライアント国際大学の研究グループが行った実験データによると、ある高血圧のグループに毎日起こった出来事を日記に記録してもらったところ、わずか1か月で高血圧が改善しました。さらに、別の高血圧のグループに事実だけでなく嫉妬や憎しみ、怒りなどの感情を書いてもらうと、もっと大きな効果が得られました。

ケンカの絶えない夫との関係に悩んでいた方も、些細な理由で起こることが多く、夫婦ともにかなりの高血圧が関係していたそうです。感情日記を始めたところ、血圧が下がるようになり、家族全員が幸せに導かれ、夫婦の関係も良くなったとのことです。

つまり、感情日記を用いて、いやな気持ちを吐き出すことは、溜まっていたストレスを軽減し、体が健康になります。心が落ち着いていれば、物事に対しても常に新たな気持ちで取り組むことができると思います。


空手道・キックボクシングの選手の中には、指導されたポイントを書き出したノートを作る人が多いです。文章を書き出し、絵を描くことによって理解を深めることができます。それに加えて、練習や試合、人間関係を通じて、悔しい、苦しい、憎しみなど、さまざまな感情を書き出すこともあります。「感情日記」を実践することで、心をリフレッシュし、目標に向かって前進する方法だと思います。ぜひ、試してみてください。


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